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衝撃を吸収・分散するスーパー多重構造(XS・Sサイズは3重構造、Lサイズは5重構造)になっています。青と赤のリバーシブルで公式戦でも使用可能。

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      2012年5月1日

    ---30カ国の選抜選手が出場した『第一回空道ワールドカップ』を現地ロシアでご覧になっての感想をお願 いします。
     オリンピック競技の予選を行う3万人規模の立派な体育館を仕切って行われたのですが、以前から空道の人気が高いロシアでも大会で8千人以上もの観客が入ったのを見たのは初めてです。私が選手として出ていた極真の頃を思い出し、感無量でしたね。チケット料金はロシアの物価を考えると決して安い値段ではなかったですが完売するほどの人気でした。ロシア国営放送でテレビ中継も行われるなど、ロシアでの空道の人気は皆さんの想像をはるかに超えるものだと思います。
    ---大手のスポンサーが付いているのでしょうか?
     合計30社くらいの企業に協賛していただきましたが、スポーツに理解のある新興の銀行がメインスポンサーです。昨年、その銀行の頭取が大会の打ち合わせのため来日したのですが、プライベートジェット機で来ていて驚きました(笑)。ロシアの選手たちはそういった銀行の社員兼ボディガードや、一般会社の広告塔的な役割を務めているんです。日本でも人気のある競技の選手は大手の会社に就職し、仕事を少しだけやってあとは練習に専念する企業アマと呼ばれる形態がありますよね。ロシアの空道選手はそれと同じような待遇になっているんです。
    ---なぜロシアではそこまで空道が人気なのでしょう?
     ロシア人の気質に合うのでしょうね。彼らのスタート地点は良く言えば護身、悪く言えば喧嘩なので、格闘技術は何でも覚えておいた方がいいという発想なんです。さらにペレストロイカ(政治体制改革)以降、まだ治安がよくないので格闘技経験者は一流経済人のボディガード職として重宝され、立派な仕事として成り立っています。つまり社会的なニーズがあるんです。先輩たちがいい会社に就職しているのを見ているから、選手は必死に強くなるわけですよ。自分の好きなことをやって、将来の生活につながるわけですからね。
    ---ロシアは柔道や空手も盛んですが、東洋の武道に対する憧れもあるのでしょうか?
     単なる格闘技の振興は一歩間違えば暴力になったり社会不安の元になりますが、武道は同時に人格向上も目的ですし、日本以上に“勝利至上主義”"になりやすいロシアの社会的ニーズに合うのでしょう。実際、“技術至上主義”"的なところがある日本以上に、ロシアの選手の礼儀はシッカリしていますよ。かつては柔道と空手しかなかったのでそれに憧れていたのだと思いますが、今は空道が出て来て技術的にも多くの要素を備えているから短期間で一気に普及しました。ロシア空道連盟のオフィスはオリンピック施設の中にあるほどです。関係者いわくロシアの中でも指折りの人気競技になっているそうです。
    ---その証明のひとつとして、大学の学科になったと聞きました。
     国立の極東連邦大学(ロシア極東地域最大の総合大学)には空道の授業があります。公式指導員を目指す道場生から毎年3人、授業料が免除になる特待生制度もあるので、選手たちはそれを目指して一生懸命にやりますよね。社会そのものが空道に対してそれだけ評価が高いのです。
    ---ロシアにはいくつの支部があるんですか?
     8つの地域に分かれていると聞きました。7~8年前に70カ所と聞いたので、今はもっと増えているでしょう。競技人口は3万人くらいと言っていましたが、別の弟子からは10万人くらいいると聞きました。
    ---ロシアの実力は?
     心技体で言えば心と体は日本人の2ランク上は行っています。条件が違いすぎますね。ロシア選手は技術的にはまだまだ荒いですが、練習量が半端ではない。普通に朝夜と5~6時間はやっています。ハッキリ言って今回はみんな力負けでした。
    ---その日本選手たちですが、2009年に開催された第三回世界大会に続きロシアに惨敗を喫しました (今回は-230で中村知大が3位、平安孝行が4位、-240で飯村健一が4位に入賞したのみに終わった。 ロシアは全階級で優勝)。
     やれるだけのことはやったのですが、やはり練習量の差が出てしまいましたね。技術的には中村も平安も全く負けていない。しかし、基本的な体力が違いすぎます。殴っても効かないし、ポイントを上手く稼いで相手にはポイントを取らせない、勝つための練習もしているんです。単純に突いて蹴って投げて極めるという練習ではなく、試合でどうやったら勝てるかという練習をしている。戦術をかなり研究しています。
    ---柔道における日本とフランスの関係、柔道とJUDOの違いのような現象が早くも空道に起こっている わけですね。
     そういう感じがします。ただ、柔道の場合は日本には練習量の裏づけがあり、ヨーロッパはそれだけでは勝てないから戦術を磨いているのですが、空道ではロシアの方が練習量がある上にそういう戦術をやってくるわけですから(苦笑)
    ---2年後の世界大会へ向けて日本はどうすればいいと思いますか?
     いまプロの格闘技イベントが以前ほど注目を集めていませんよね。しかし、逆に我々の方は入門者が増えているんです。いい意味での武道志向が若者たちにまた戻って来ている気がしますね。地道にやっていれば日本からも強い選手が生まれてくると思います。現在の空道は一番がロシア、二番が日本とウクライナ、モンゴル辺りが並んでいるかもしれません。その下にカザフスタン、イタリア、フランスが出てきました。今までは常に日本VSロシアでしたが、各国が切磋琢磨していけばもっと面白い展開になっていくと思います。

    ---現在、国際空道連盟には何カ国が加盟しているのですか?
     加盟国は52~53カ国で、他に加盟申請国が20カ国くらい待機中です。会員数は全世界で約20万人になります。今後、空道はますます世界に広がっていくことは間違いないでしょう。その手応えを感じています。
    ---世界から注目されているのはなぜだと思いますか?
     いま世界的なブームとなっているMMA(総合格闘技)の存在が影響していることは否定できません。一番先に“総合”に取り組んだのは大道塾ですが、我々は常に選手の安全を考えて改良を重ねてきました。しかしMMAは一般の人間が気軽に出来るスポーツかと言えばそうではありませんよね。空道はMMAに近いことがやれて、なおかつマスクを着用しているなど安全面にも考慮しているので受け入れられやすいのではないでしょうか。
    ---そのマスクとは、マーシャルワールドと共同開発したNHG空(ネオヘッドギアくう)ですが、評価の方 はいかがでしょうか?
     最高ですね。以前使用していたマスクは前面が半球状になっており、実戦を想定すると距離感に違いがありましたが、NHG空はそれを2~3cmも縮めることによってより素面に近い状態を作り出すことが出来ました。加えて表情が以前よりも見えやすいのがいいですね。大道塾の実際の体験を通したアドバイスを、マーシャルワールドさんが誠実に製品に反映して頂くというチームワークによって完成したもの。試作品を5~6種類作って頂き、テストを繰り返してこの形になったのです。
    ---これからもパートナーシップは続きそうですね。
     実際にマーシャルワールドさんに依頼して、拳サポーターや道衣など空道用の製品を次々と開発していただいています。空道用の道衣は縫い方や材質を研究して、掴んでも引っ張ってもほとんど破れない理想的な道衣が出来上がりました。NHG空と空道衣は世界中の会員たちが愛用しています。これからもいろんな製品を開発していただきたいですね。