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      2012年5月1日


    1975年に第1回大会が開催された4年に1度の"空手オリンピック"
    『オープントーナメント全世界空手道選手権大会』が今年、10回目の記念大会を迎える。
    第1回から王座を守り続けてきた空手母国日本としては何が何でも王座を死守したいところだが…。
    10月22日(土)23日(日)東京体育館で開催される『第10回全世界大会』への意気込みを緑健児代表に聞く。

    ---昨年の全日本で優勝した塚本選手や前大会優勝者の塚越選手はいかがでしょうか。
     日本では塚本と塚越の両名が日本選手団を引っ張っていくことになります。中堅や若手も非常にレベルが高くなっているので、日本選手団においてもこれまで以上の最強の16名になると思います。塚本は今大会を自分の集大成とするべくストイックに稽古を重ねています。彼がどのような試合を見せてくれるのか非常に楽しみです。塚越は前回優勝して日本を救ってくれました。今回も日本選手団を引っ張る存在として、また連覇を狙って頑張って欲しいと思います。
    ---海外勢の強豪を教えてください。
     海外はヴァレリー・ディミトロフ、ドナタス・イムブラス、ローマン・ネステレンコの3強が特に脅威の存在です。彼らは今回の大会では心技体すべてが充実した、脂が乗った時期ではないかと思います。彼らは世界大会を2回経験しているので3回目となる今度の大会では万全を期して来ることでしょう。ドナタスは世界大会で準優勝し、ヴァレリーとローマンはワールドカップのそれぞれの階級で優勝を果たしています。また、それぞれヨーロッパ大会やロシア大会に出場していますが、前回の世界大会以降彼らは負け知らずです。第10回世界大会は記念すべき大会ではありますが、同時に最強の脅威にさらされる大会でもあります。
    ---今大会から出場選手数が増えると聞きましたが。
     前回までは128名のトーナメントでしたが、今回からは男子は144名のトーナメントになります(女子は前回と同じく32名)。新極真会に加盟する国がこの4年間で急速に増え、現在は79カ国となり、フルコンタクト空手界では最大の加盟国数となりました。その組織簿の拡大と、海外支部のリクエストに応える形で前回から16名増やすことになりました。
    しかし、他の団体が海外選手に王座を取られる中、新極真会は日本が王座を守り続けています。ですから今度の記念すべき第10回世界大会でもなんとしても日本の選手が優勝して空手母国日本の威信を守らなければなりません。 かつて極真は地上最強の空手と呼ばれていました。今年の大会は最強のチャンピオンを決める大会になると思います。
    ---期待の若手選手はいますか。
     若手に関しては和歌山の前田優輝と落合光星に期待しています。特に落合は日本人離れした体格をしているので、それをうまく活かした戦いが出来れば日本の救世主になる可能性を秘めていると思います。しかしながら、まずは予選である5月28日・29日の第29回ウエイト制大会で勝たなければ世界大会の出場はないので、まずはウエイト制で彼がどのような戦いを見せてくれるか楽しみにしたいと思います。一方、前田はすでにウエイト制を2連覇していますが、彼の階級である軽量級は優勝者しか世界大会へ出場できません。非常に狭き門ですが、彼は軽量級で一歩抜き出ている存在なので次の大会でも期待したいところです。
    世界大会を経験した選手は急激に強くなります。ですから彼らはぜひ世界大会に出場して、次の世界大会にその経験を活かして欲しい。そうした経験を積んだ若手がいれば次の第11回大会に繋がっていくでしょう。すべては予選であるウエイト制大会の結果次第ですが、ベテラン8名、若手8名ぐらいのチームが出来れば理想的ではないでしょうか。
    今回の第10回大会は絶対に負けられない大会です。その大会の日本代表に何人の若手が入ってくるか楽しみです。
    ---女子はいかがでしょうか。
     女子は前回の第9回世界大会からスタートして今回は2回目の開催になります。全体会で優勝したハンガリーのヴェロニカ・ソゾヴェトスが引退して、新たなチャンピオンが生まれるトーナメントとなりますが、ぜひ日本選手に王座を奪回して欲しい。特に将口恵美と佐藤弥沙希は無差別でも通用する戦いができるので、絶対に王座を取り返すという気持ちで世界大会に臨んでほしいと思います。
    ---他流派の選手も世界大会出場を狙ってウエイト制に出場を希望しているそうですが。
     そうやって他流派の選手が目指してくれるということはありがたい事です。新極真会の世界大会がそれだけの規模とレベルであることを認められていることだと思います。勝負なので勝てば他流派の選手も世界大会に出場できます。ぜひ自分の夢をかけて挑戦してください。
    ---ここまで世界大会について色々教えていただきましたが、日本勢の勝算はどれぐらいでしょうか。
     これは正直とても厳しいとしか言えません。日本人選手のベスト8入賞者は大会を追うごとに減っています。第6回では8人だったのが、大会ごとに2人ずつ減り、第9回では2人しか入賞しませんでした。その流れを見ると第10回は非常に危険ということになります。
    ---日本が非常に危ないのはわかりましたが、日本人選手特有の強みはありますか。
     日本人特有の強さはやはり精神力の強さ「あきらめない心」でしょう。接戦になって、気持ちの勝負になった時、日本人は非常に強いです。しかしヴァレリーのように精神力も日本人と同じぐらいの強さを持った選手が出てきています。精神面で言えば、始めて出場する選手は日本の捨石になろうという気持ちを持って試合に臨むかもしれませんが、このような気持ちでは捨石にもなれません。代表選手全員が絶対に勝つんだという強い気持ちを持つ中でそのような役割が生まれてきます。ですから代表選手全員が日本王座死守に向けて一丸とならなければ、勝つことは難しいでしょう。
    ---日本人選手が王座を死守するための課題はありますか。
     これは選手によく言っていることですが、パワーをつけることです。海外の選手と試合をするとパワーの差に圧倒されます。そこでパワーでは勝てないからとテクニックやスピードで対抗しようとしがちですが、そんなに甘いものではありません。力ではかなわないならその溝を埋める稽古、パワーの差をなくす努力をしなければなりません。
    これを私が自信を持って言えるのは、第4回世界大会で海外選手との力の差に圧倒され、その後力をつける稽古に取り組んだことで優勝できた経験があるからです。テクニックやスピードの稽古は当然やるべきことで、それら以上に力をつける稽古に取り組めば海外の強豪に打ち勝つことは出来るでしょう。大山総裁がおっしゃっていた「技は力の中にあり」です。
    ---最後に日本代表とファンの方にメッセージをお願いします。
     日本人が持つあきらめない心は世界のどの国にも負けません。その気持ちを16人の絆にして戦えば大きな力となるでしょう。選手はやり残すことなく稽古に励んで、自信を持って大会当日を迎えてください。世界大会は日本人にとってはホームの戦いになります。応援してくれるみなさんの声で選手はいつも以上の力を出して戦うことができます。記念すべき10回目の世界大会です。日本選手が優勝して終わるよう、日本代表選手への応援をよろしくお願いします。


    ---新極真会の心臓震盪への取り組みについて教えてください。
     新極真会では以前から救護委員会を設置して心臓震盪の防止と管理について取り組んできました。非常に危険な症状ですから、万が一もあってはならないと備えて取り組んできました。そして救護委員会が中心になってAED(自動体外式除細動器)の設置を呼びかけてきました。昨年からはそれをより徹底させました。AEDに対する意識を高めるためにセミナーなどを開いて各道場と大会会場へのAEDの設置とAEDを使った救護法の習得を支部責任者に義務づけました。
    ---マーシャルワールドでは現在心臓震盪の防具を開発中との事ですが、新極真会でも使用されますか。
     そういう防具を専門のメーカーに開発していただけることはとてもありがたいですね。以前、あるメーカーの防具を取り寄せて試用してみたのですが、あまり良い作りではなくて採用を見送りました。ぜひマーシャルワールドさんでしっかりしたものを作っていただきたいです。
    ---心臓震盪防具の開発について緑代表からリクエストがありますか。
     ぜひ、新極真会と連絡を密に取り合って、試作品を道場生が使って、その声を製品に活かすといった、共同開発のような形ができればいいですね。より完成度が高い防具が完成すれば、新極真会としてもありがたいですし、危険な事故を未然に防ぐことが出来れば競技の安全性もこれまで以上に向上するでしょう。