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ストライカーキックミットストライカーキックミット
約410gと軽量かつソフトでありながら生地は0.5mm厚のターポリンを使用した、しっかりとしたキックミットです。初心者や子ども、女性にも安全に使用していただけます。

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    9月15日、久米は韓国のMMAイベントROAD FCのライト級王者決定トーナメント一回戦で“アームバーキム”ことキム・チャンヒョンにバックからのチョークスリーパーを極めて一本勝ちを収めた。あれから約一週間、試合映像をチェックしたという久米に試合の詳細について語ってもらった。試合の経過を久米の言葉と共に振り返っていきたい。

    試合前インタビュー記事はこちら

      2012年9月26日
    「コラム By 中村拓巳(格闘技ライター) 」

    試合開始のゴングが鳴ると、久米は左ミドルとインローを蹴っていく。力みのない構えから、しっかりと距離を測ってテンポよく出していく攻撃は、試合前に久米がチャンヒョン攻略のポイントとして挙げたスピード・タイミングを意識したもの。久米も「落ち着いて相手の動きを見れて、いい距離で戦えていたと思います」と手応えを感じていた。

    そして久米はワンツーで前に出て、両足タックルでチャンヒョンを金網まで押し込む。ここでチャンヒョンは自らグラウンドで下になるようにアームロックを仕掛けた。アームロックからの腕十字は、日本で“アームバーキム”というリングネームを持つチャンヒョンが最も得意とするパターンだが、久米は「金網に体を預ければ腕を取られることもないですし、極められる怖さはなかったです」と、極められない対処は万全だったという。

    ブレイクで試合がスタンドに戻ると、久米は一気に手数を増やして前進。チャンヒョンの右ストレートに、鮮やかな右ストレートのカウンターを合わせる。この一撃でチョンヒョンは腰から崩れ落ち、その刹那、久米はチョンヒョンの首に右手を回しながら後ろについて、一気にチョークスリーパーを極めた。

    右ストレートからバックチョークに入るまでの時間はわずかに約3秒。まさに一瞬の出来事だったが、意外にも久米はその流れを克明に覚えていた。 「チョンヒョンは打ち終わりに右を振ってくるイメージがあったんです。それでチョンヒョンの右を意識した練習をしていました。特に右のカウンターだけを練習していたわけではないですが、チョンヒョンの右の対策を練っていたからこそ、出たパンチだと思います。

    ダウンを奪った後、チョンヒョンの意識がないようだったら、そのまま殴れば良かったんですが、まだ起き上がろうとしていたんですね。だったらバックに回った方がいいだろうと。相手が起きてくるのが分かったので切り返した感じですね」

    この言葉から、あのフィニッシュがただ本能的に体が反応しただけではなく、一瞬のうちに久米がはじき出した計算のもとで生まれたものだということが分かるだろう。  チャンヒョンの持ち味を消した完勝劇だったが、そこから久米は「チャンヒョンの打撃で動きが固くなった」「安易にアームロックの形に入られた」といった反省点を抽出。ライバルと目されるナム・ウィチョルやヴァージル・コロッサの強さを目の当たりにして「最近は自分のやりたいような試合が出来てたけど、次からはそうならない試合になると思う。苦しい展開になってからも巻き返せる試合が出来るような練習もしていきたい」と準決勝以降は厳しい試合が待っていると想定している。

    試合翌週の木曜日から練習を再開した久米。勝利の余韻に浸ることなく、次なる戦いに向けた準備をスタートさせている。