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    9月15日(土)韓国のMMAイベントROAD
    FCに出場し、同団体のライト級王座決定トーナメントに挑む久米鷹介。
    海外タイトルに照準を定めた日本ライト級の実力者がベルトとその先に見据えるものとは?

    勝利後インタビュー記事はこちら

      2012年9月12日
    「コラム By 中村拓巳(格闘技ライター) 」

    2010年11月のダニエル・ディグビー戦以降7連勝、しかもそのすべてが一本勝ちという圧倒的な強さで勝ち星を積み重ねてきた久米鷹介が、いよいよベルト奪取に打って出る。9月15日からスタートする韓国のMMAイベントROAD FCのライト級王者決定トーナメントに出場が決まったのだ。

    久米はプロ修斗で世界ウェルター級5位、パンクラスでライト級1位と、国内でもタイトルを狙える位置にいるファイターだが、今回は海外でのタイトルを目指すという形となった。「今年3月にROAD FCに出た時、年内にライト級の王者決定トーナメントをやるという話を聞きました。それから具体的にどうこうではなく、頭の中にトーナメントのことはあって、そこで今回、正式にオファーをいただいたという感じですね」という久米。

    あくまで久米は「個人的にROAD FCに特別なこだわりがあったわけではなくて、ちょうど試合の時期やタイミングが合いました」とROAD FC出場の理由を説明したが「韓国は日本のすぐ隣の国ですが、海外のケージの試合でベルトを巻くチャンスがあるということは自分にとっては大きいです」と、やはり海外での王座奪取を一つのターニングポイントだと考えている。

    特に2012年は久米にとって“世界”を強く意識する1年だったと言っても過言ではない。昨年末からUFCに参戦している同門の日沖発にセコンドとして帯同し、UFCを間近で体感してきた。さらにファイターとしても2月のプロ修斗ALIVE興行で元UFCファイターのシェーン・ネルソンに一本勝ち。4月にはアメリカで長期トレーニングも行い、同階級の元UFC世界王者フランク・エドガーらと汗を流した。

    「アメリカでは細かい技術はもちろん、練習に対する意識が変わりましたね。具体的にはより際(きわ)を意識するようになりました。アメリカで練習してみて、やはり海外のフィジカル的に強い選手と戦う場合はテクニック的な部分で勝負しなきゃいけないと感じましたし、今までは“何となく”やっていた動きをしっかりと考えて、そういった部分も意識するようになりました。

    最近の試合で一本勝ちが続いているのは…相手を上手くコントロール出来るようになったからだと思います。一本を狙って戦うということは昔から変わっていないのですが、ようやく自分の得意な形に相手を持っていけるようになって、それが結果として一本勝ちにつながっているんでしょうね」

    久米がトーナメントの1回戦で対戦するのは韓国のキム・チャンヒョン、腕ひしぎ十字固めを得意としており、日本では“アームバー・キム”というリングネームで試合をしている選手だ。当初、久米とキムは3月のROAD FCで対戦する予定だったものの、キムの欠場により消滅、約半年の時を経て、対戦が実現することとなった。

    久米は「体の強さがあるなという印象ですね。この階級では背が低い方で、手足は長くないけど体幹は強い。少し自分と似たタイプの選手なのかなと思います。“アームバー”というリングネームですが、それ以外にもタフさが目立つ選手ですね」とキムの武器=アームバー以外の部分にも警戒心を持ちつつ「ただそんなに足を使わないタイプなので、僕は力に頼らずにスピードやタイミングで攻略しようかなと思います」と、キム攻略のビジョンをしっかりと描いている。

    久米にとっては2010年に修斗環太平洋ミドル級のタイトルに挑戦して以来となるベルトを巡る戦い。しかし久米にはベルト以上に求めているものがあるという。

    それはトーナメントを勝ち抜くことで得られる自信と成長だ。 「もちろんベルトを獲りたいという気持ちはあります。でも僕はベルトを獲るだけではなく、トーナメントを通じて、成長していきたいという気持ちの方が強いですね。ただ目の前の相手に勝つだけの試合ではなくて、その先を見据えて勝つ試合。僕がROAD FCでチャンピオンになることが出来たら、きっと今まで以上に厳しい戦いが待っていると思うんですね。だからトーナメントを勝ち抜くことで、ベルトの先に待っている厳しい戦いでも勝てる選手になりたい」

    久米が所属するALIVEの鈴木陽一代表は「将来的にどうなりたいのか、3年後にどうなりたいのか、来年どうなりたいのか、次の試合でどう勝つのか。それを考えるのがALIVEという道場のストーリーです。また僕らはアウェーで試合をすることが多くて、MMAでも柔術でも同じで、判定で1ポイント差がつくような展開になると負けてしまう。だから常にフィニッシュを狙うことが道場としてのスタイルです」と語ってくれたが、“目の前に試合に勝つ”、“先を見据えた試合をする”、“勝敗を判定にゆだねるのではなく一本・KOでフィニッシュする”、これは久米が所属するALIVEが創立から14年間で築きあげてきた格闘哲学そのものだ。

    そして久米がROAD FCの先に見据えているもの。久米は「今まで戦ってきたよりも強い選手、海外の強豪選手に勝っていける選手になりたいです」という言葉にとどまったが、鈴木代表は「トレーナーとして、久米を発に続いてUFCファイターにするというのが僕の目標です」と世界最高峰の舞台UFCを久米の目標に掲げた。

     ROAD FCのベルトはゴールであり、新たなスタートでもある。久米はALIVEスタイルで世界を目指す。